2012年9月27日木曜日

近藤先生の授業 第2弾 報告

   食品を購入する時、表示をみますか?何が気になりますか?」 

 産地、原材料、容量、消費期限、アレルギー物資、値段、キャッチコピー、などなど……。
その中の一つ、添加物を取り上げて、お話いただきました。

 添加物って?
食品となにが違うのかというと、添加物は、「食品を作ったり、保存したりするために一定の目的をもって意図的に使われるもので、一般飲食物添加物を除けば、通常はそれ自身を食品として食べることはないもの」です。

  =日本で使用が認められている食品添加物の種類と数(2011.12.27)=
 
    指定添加物:厚生労働大臣が指定した添加物   423品目
    既存添加物:長年使用されてきた天然添加物   365品目
    天然香料:天然に存在する有機物質を原料から採取したもの   約600品目
    一般飲食添加物:イチゴジュースを饅頭の色付けに使うなど    約100品目

こんなにたくさんの添加物が使われています。

 全ては表示し切れないので、総称を表示すればいいことになっています。
 たとえば”乳化剤”という表示は、水と油を均一に混ぜ合わせるために使用される、グリセリン脂肪酸エステル、ショ糖エステルなどをひとまとめにして表示します。ですから、”乳化剤”という表示からは、何種類の乳化剤が、どれだけ添加されているかはわかりません。


 
 添加物の摂取を減らすには、
 表示されている添加物の数を数えてみましょう。(もちろん、総称が表示されていますから、添加物の総数が分かるわけではありませんが)そして、なるべく少ないものを選びます。


実験と試食

 普通に炊いたご飯と、コンビニおむすびのごはんを、水に入れてみました。

 コンビニおむすびに使用されるご飯を炊くときは、お米、お水、ごはん粒をくっつきにくくつやを出すために植物油、ふっくらつやつやのためにグリシン、そして油を水になじませるために乳化剤をい入れます。
 












写真: 右のコップが、コンビニおむすびのごはんを入れたコップ。水の表面に油が浮いてきました。

試食はコンビニおむすびのごはんと、和光中学2年生のホームステイを受け入れてくれている、秋田の父さん母さんのお米。秋田米は幼稚園代表 太田さんが土鍋で炊いてきてくれま                               した。



  買いパン
 和光小ならではのシステム(!?)買いパン。どうしてもお弁当が間に合わない、作れない、そんなときの強い味方。
 今、いちばん売れ筋のランチパックの表示も、じっくり観察しました。
ツナマヨ、ポテトサラダ、照り焼きチキン、カスタード、小倉クリーム、どれも生ものと思われるネーミングですが、冷蔵ではなく、常温の棚に並んでいます。日持ちもします。
 手軽で、便利で、安い、腐らないサンドウィッチです。たくさんの添加物のおかげです。

安全性
 使用が許可されている添加物ですが、毒性の試験は単品使用の場合だけで、複数の添加物を一度に摂った場合のことは、十分に実験されていません。
 一日摂取許容量が決められていますが、私たち消費者は、どうやって添加物の摂取量を測ればいいのでしょう?

参加者から
ついつい便利なのでコンビニおむすびを買ってしまうが、身体のためにひと手間かけて”おむすび”を作ります。
コンビニおむすびに、そんなに添加物が入っているとは、ビックリ。面倒な時もあるが、自分で作ることが大事なんだと、つくづく思った。
ランチパック、確かに常温で日持ちすることを考えると、どれだけ入ってるの?と怖くなる。子どもがパン好きなので、少ずつ教えていきたいと思う。
自分を信じて食と付き合っていこうと思う。
いつも身近なところの話で、すごくわかりやすい。「食べ方=生き方」という考え方はとても良いと思った、子どもにも伝えたい。
保護者が主体となって勉強をしようという取り組み、素晴らしいことだと思った。
あやしいと思っていた事のからくり、裏側にある理由を知ることができた。
一家の食をあずかる自分が、自らの感覚と少しの知識をフル活用し、少しでも良いものを見極められるよう、食をおろそかにせず過ごしていきたい。
子ども同士のおやつ交換、食に関する感覚の違いが問題になると聞く、もっと多くの方にきいて頂きたかった。
おむすびの実験は中学の息子から聞いていたが、実際に目の前でみるとびっくり。家族でスーパーに行き、価格と産地調べに奮闘しました。 
確認する、自分の判断基準を持つ、ということだと思った。
深く考えるとなにも食べられなくなるが、自分のため、家族のため、これから生まれて生きていく人たちのために、つながりのある、一番大切なことだと思った。
知識を与えるのみならず、知識を心に作用させてくれるからこそ、近藤先生がみなさんから支持されているのですね。
ただちに命に関わることではないと、甘くなってしまう。
5年後、10年後、を考える。

当日、メイン会場には鎌倉校長が、鶴川キャンパスのサテライト会場には両角校長が、忙しなか時間を割いて顔を出してくれました。

    先生のことば より                      
  私たちが何をどのように食べるべきかが、世界の食糧問題や、地球環境とつながっています。
  ~~~地球の健康にも配慮した食べ方のために何よりも大切なことは、生活(人生)の中の「食べること」の位置を高めることだと思います。が、消費者動向を作っている一般の消費者のほとんどは、そのことにまだ気づいていません。
   ~~~小さな一歩を踏み出す人を増やしていきたいと思います。 

                   
    ありがとう!
  和光学園 初のサテライト配信でした。
 サテライト会場参加者やPCでネット参加者のアンケートをもとに、次につなげていきましょう!
 
 和光高校 ネット担当 小池先生 ありがとう!
 和光小デジ部の代表 本広さんメンバーのみなさんありがとう!
 和光鶴川小プレデジ部(?) のみなさんありがとう!
                                       

2012年9月12日水曜日

アンケートにご協力ください!

本日の近藤さんの授業2「添加物を探る」はいかがでしたでしょうか?
参加された皆様にアンケートのご協力をお願いします。

こちらからアンケートフォームにお進みください。

よろしくお願いします。

2012年9月4日火曜日

9月12日はサテライト会場もあるよ!

9月12日の「近藤さんの授業第二弾」は・・・

なんと!
和光小の世田谷会場をメイン会場とし、鶴川の和光中学にサテライト会場を設置し2カ所で参加していただけます!

世田谷まで行けないという方は和光中のサテライト会場にお越しください!
インターネット中継で世田谷と結び、質疑応答などもできます!

さらに!
どちらにも行けないという方はスマートフォン、PC、MACを利用して
インターネット視聴ができます!
参加ご希望の方はまずお申し込みいただき、参加方法を折り返しメールにてお知らせします!


インターネット接続参加申し込みフォームはこちら
*PC、スマートフォンでアクセスしてください。