この会について


2010年6月、父母懇の関東ブロック交流会という催しが
自由の森学園を会場にして行われました

そこに和光から参加した仲井、村田、仮屋という
3人のモノ好きのおばちゃんがいました

「食」がテーマの分科会に参加した仲井はこの学校の学食が食材はもちろんのこと、
油から基礎調味料に至るまでひとつひとつ丁寧に選び出されている、
という事実とその訳を知り、そのことを他の2人に伝えました
そして3人は実際に学食に行って伝統食という名の日替り定食をいただきました

感動しました
 
実に素朴なその定食は、目新しい物は何一つないけれど、
今私たちが忘れかけ、知らず知らずのうちに手離そうとしている
日本のあたりまえの食事でした
自由の森の子どもたちはこれがあたりまえだから特に感じてはいないだろう
だけど、これは本当にしあわせなことだと思いました

と同時に、教育の場だからこそこうでなくちゃならない、とも思いました
和光の子どもたちは何のために食について学んでいるのですか?

化学物質、添加物、農薬、砂糖過多、トランス脂肪酸、
食料自給率、フードマイレージ、フェアトレード、日本の農業

どれもわたしたちの未来に関わるすばらしい学習です
でも、学習した事が生活の中で生きていますか?
いや、それを子どもたちに問うのは間違ってる
環境を整えるのは大人の役目だ

学ぶことと食べること(生活)を切り離して考えていいのか
和光で学ぶ学習によって彼らが伸びやかにたくましく成長しているのと同様に
和光で食べているものによって彼らの心と身体は育まれている
一日一日の積み重ねであることにかわりはない

学校は常に子どもたちに対して真摯な姿勢であるべきではないか
食だけ「この辺で手を打って」ということでいいのか
同じ大人としてそのことを見て見ぬふりはできないと思ったのです

だからこの会を立ち上げました

子どもたちに二束三文のジャンクを食べさせておいて、
教育だ、なんてありえない。

本当に感動したのは、
自由の森学園校長鬼沢先生のこの言葉にだったのかもしれません

和光の食と身体を考える会
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