2016年10月22日土曜日

5月定例会報告

 農園見学レポート
とき5月25日(水)午前中 
場所em窪平農園(和光学園駐車場の近く)

 集合場所である和光学園駐車場に着いた時、ポツリポツリと雨粒が落ち、ええ?! 降らないでほしいなあと思っていたら、集合時間の10時には雨は上がってくれました。ここ連日は猛暑だったので、涼しくて過ごしやすい農園見学日和となりました。
参加者の中、約一名Kさんは、ステキな日本野鳥の会仕様のロングブーツ(というか長靴)で軍手も持参、「作業するのかと思っていた」とのことでしたが、ごめんなさい、見学だけなのでした。

お邪魔したem窪平は、「生ゴミをゴミにしない」というポリシーで、em菌という微生物を使って生ゴミを堆肥化することを目的とし、そこから派生した農園で、無農薬無化学肥料で野菜を作っています。em窪平の中は三つに分かれていて、竹林を管理する竹の子会、個人で自分の区画に野菜を作る農園部、そして600坪くらいの畑を会員全員で管理する第二農園部で、第二農園は現在28人登録しているとのこと。その第二農園の代表・西崎さんが、全体を案内してくれました。

今年の竹の子は大豊作で、1000本以上採れたとか、今年の春暑かったためかエンドウ豆はあっという間に旬が終わってしまったとか、サツマイモを肥料の残った土で作ったら蔓ばかりが元気で肝心な芋が小さかったとか、今は玉ねぎの収穫時期で、玉は小さめで出来はイマイチだけど収量は1トン近くいくのではないか、などなど。農作業は自然が相手なので、うまくいったりいかなかったり、そういうことも楽しんでいる雰囲気がとてもいい感じでした。お土産に玉ねぎを畑から抜いて3ついただきました。無農薬無化学肥料だと思うと、それだけで美味しく感じられてしまいますね。

帰りに、竹の子会の方たちが、20日に炭焼きをして出来上がった竹炭と、副産物の竹酢を販売してくれました。竹炭は炊飯のときに釜の中に入れるとご飯が美味しく炊けるとか、靴箱に入れて防臭の役に立つとか。竹酢は、お風呂に入れると温泉みたいに体が温まるとか薄めて農薬代わりに散布すると虫除けになるとか。ここの竹酢は市販のものよりも濃度が濃いので、お風呂にはキャップ2杯、散布するときは1000倍に薄めて使うとか。

私的なことですが、今年は要介護の母のことがあり、食の会の活動には参加できないかなあ、と思っていたのですが、4月に竹の子会代表の江中さんに「今年も和光のお母さんたち連れてきてね」と言われ、この企画だけは決行しようと思い、急遽計画しました。参加者は7名、ほとんどが去年も参加のリピーターでした。em窪平代表の林さんは、毎年和光の親を温かく迎えてくれます。鶴小の子も、自由研究でお世話になったりもしているようです。学校の近くに、まるで別世界の畑が広がっています。このステキな農園の人たちとの関係を、これからもいい感じにつないでいけたらなあと思います。        by.N