2012年3月23日金曜日

近藤惠津子さん 学習会 報告 その2

≪参加者の感想から≫
楽しみにしていたコーヒーフレッシュの実習は本当にびっくり!
乳製品は入っていないだろうと予想はしていたが、「油+水+乳化剤」を主原料にくるくる混ぜると、見慣れた液体が…!あの白さは牛乳の白さではなかった!!「乳化」とはよく言ったもので、本当に油と水が白くなっていったのでした。
 続いて、よくある清涼飲料水の作り方。「炭酸水+ブドウ糖果糖液糖+酸味料+着色料+香料」で子どもたちの大好きなあのジュースが完成!オレンジ味も、レモン味も、メロン味も、果汁はまったく入っていません。色もはっきりと鮮やかでした。
 安価で長期常温保存可能という要素こそが大量生産には必要不可欠だそうです。
 他にも、日本の食糧取り巻く様々な問題に触れ、いろんなことを教えていただきました。
和光の中学生も同じ内容の学習をしているとか。1回では学びきれない濃い内容なので、シリーズ化できたらいいな、と思いました。(高2)
近藤さんの授業を受けて、あらためて「人と土地は確実につながっているんだよな」と思った。
子どもたちはなんてすごい授業を受けているんだ!?こんな授業を企画してくれる先生たちに感謝。
保護者にも機会を作ってくれた「和光の食と身体を考える会」にも感謝。次はぜひ、子どもたちと一緒に近藤さんの授業をうけてみたいな。(中2生)
「増粘剤、試してみます?」の近藤先生の優しい声に促され、耳かき半分ほどを舌先で舐めてみる。味はしない、においもしない、ただ、ねと~っと舌にくっつく感じだった。ふ~ん、こんなものか、と思ったのもつかの間、付いたところがびりびりしびれる…このしびれ、いったいいつまでつづくのかと思いながら約6時間、やっとおさまった。薄めてあるとはいえ、ゼリー、プリン、ジャム、アイスクリーム、ドレッシングなどなど、このまま食べてて私の脳や身体は大丈夫かしらと心配になった。こうやって実験を目の当たりにすると、「飲むのやだ~、食べるのやだ~」と思うけれど、売られているものの中にはフツーに入っているのだ。
 そして、「見えない油」パーム油、除草剤を使っても枯れない、無視が食べると死ぬ遺伝子組み換え作物、ポストハーベスト、バーチャルウォーター、フードマイレージなどなど、食を考えることは、社会全体、世界中のことを考えることだと実感させられた。
ぜひ、2回、3回と企画してほしい。(中1、高2)