大田堯先生の映画「かすかな光へ」上映会とトーク =報告=
3月20日 和光小学校幼稚園体育室にて開催しました。
和光の食と身体を考える会・
和光世田谷九条の会・子どもの本を読む会・くらしとれきしを考える会 共催
先立って、2月16日に和光高校親和会による「かすかな光へ」の上映会、監督・校長の対談が行われました。
日を変えて、和光小学校で2回 鑑賞会を行いました。
そして、20日当日は、大田先生ご本人のお話をいただきました。
私(12年度 和光小 食と身体を考える会代表仲井)が初めて大田先生のお話を聞いたのは、「食と身体を考える会」のきっかけとなった、父母懇関東ブロック 自由の森学園 でした。
『あらゆる生命の個体が全部違うということ。それは科学的な事実であり、一卵双生児を除いてすべてDNAは違うということ。双生児であっても生まれたあとの経験が違ってくる。生命は違うものであり、一人一人が違うということ。それは普通のことにみえるが、それが民主主義の根幹にあって、「違っていい」ではなく「違う」ということ。』
生命の在り方を、大田先生のようにとらえることができたら、どんなに素晴らしいだろうと、また、そうありたいと、以来生きていますが、しばしば忘れ、子どもの自分への同化を求めてしまいます。
しかし、大田先生いわく、それもまた生命の特徴なのだそうです。
~ 世田谷九条の会事務局の中尾さんからいただいた感想です。~
『戦後日本の教育政策の民主化に力を尽くしてこられた、教育研究者・ 大田尭さんの姿を追った映画「かすかな光へ」を観たあと、大田先生ご自身にお話しを伺うという貴重な機会に、 小学校の子どもも含め60人ほどが参加しました。
この学習会の日の3日後の3月22日に、95歳のお誕生日を迎えら れた大田先生ですが、
そのお話しは力強く、 そして命への温かな視点に満ちたものでした。
「どんなときも希望を持ちつつ、 人々と交わりながら自分の頭で考えること」 という大田先生の言葉を胸に刻み、私たちも“かすかな光”に向かって少しづつでも歩んでいきたい、 と、感じました。
この日の学習会にご協力くださった和光小学校サークルの皆さま、 どうもありがとうございました。
世田谷9条の会事務局 中尾 』