2014年6月3日火曜日

5月定例会 報告


  「家庭菜園を始めよう」

 EM窪平の農園と真光寺の個人宅の菜園を見学し、
 生ゴミ堆肥化も考える 

 514()13:0015:30 参加者12

【今回の活動の結論】
   百聞は一見にしかず。本で調べるよりも、実際の菜園を見て、先人のアドバイスをいただく方が、納得できるし、交流がとても楽しい。
   参加者アンケートでは、全員から好評をいただきました。

【学んだことの中から、主なもの】
   元気な野菜には虫がつきにくい。そのためには、土が大切。生ゴミ堆肥や落ち葉を利用する。
   プランターは、一度使ったら、土を天日か熱で殺菌し、生ゴミ堆肥や腐葉土を加える。
   連作障害に注意。
   特にプランターは、通気性が大切。水遣りも大切。

【見学の模様】
①和光学園駐車場の近くにある会員制農園、EM窪平に足を踏み入れると、「学校のすぐそばに、こんな素敵な農園があったなんて知らなかった」「秘密基地みたい」「癒される」と、参加者から感嘆の声があがりました。

まず、西崎さんから、「この農園は無農薬無化学肥料」「弱っている野菜に虫がつきやすい」「土が一番大切。生ゴミや落ち葉で堆肥を作っている」「ここは、一人で作業していると、本当に静かですよ」というお話をうかがいました。
西崎さんの畑には、スナックエンドウ、絹さや、ブロッコリー、ネギ、などが、整然と、生き生きと、植えられていました。

プランター栽培へのアドバイスとしては、「プランターの土は、一度使ったら、シートに取り出して天日干しするか、プランターごとシートにくるんで熱で殺菌する。」「次の年は、その殺菌した土に生ゴミ堆肥を混ぜてから使う。」「特に、トマトやナスは連作障害を起こすので、続けて使わないこと」

参加者から「オクラにナメクジが発生する」という質問に対し、即座に「プランターで栽培すると、ナメクジはつきもの。プランターを直接地面につけないで、レンガなどの上に置き、通気性をよくする」というアドバイスをいただきました。
実は先日、私の「きゅうりにウリハ虫がつく」という質問にも、即座に「きゅうりの苗をアンドンで囲う。ウリハ虫は横に飛ぶから、アンドンにすれば入ってこない。いろんな農家の畑を見てみるといいですよ。きゅうりの苗は、大きくなるまでアンドンで囲っています」というアドバイスをしてくださいました。

竹の子会の竹林

農園を一回りし、帰り際にEM窪平「竹の子会」の方たちが、竹炭と副産物の竹酢液を作っているところに通りかかり、できたて、良質の「竹炭」や「竹酢液」を特別販売していただきました。
竹の子会の方たちから、竹炭や竹酢液の効能や利用方法をお聞きしたり、参加者と会の方との交流も有意義でした。ちなみに、竹炭は、ご飯を炊くときに炊飯器に入れるのがお勧め。使い古した竹炭は、靴箱に入れて消臭剤にするといい。竹酢は、1000倍に薄めて植物に散布。お風呂にキャップ2杯入れるとお肌にいい。などのアドバイスをいただきました。市販品よりも濃厚で、お値段は市販
竹炭焼き中
品の半額以下でした。
帰りに竹やぶの中に入ると、空気が美味しくて、眺めが良くて、ほっとしました。新しい竹の皮を剥いて、「おにぎりを包むといいよ」と、希望者には持ち帰らせていただきました。




竹の皮をいただきました

②真光寺のお住まいの堀越さん宅の家庭菜園へ移動。とてもきれいなお庭。バラやお花は奥様の担当。野菜はご主人の担当。奥様は手作りのケーキ、お庭のレモンバームを使ったゼリー、台湾のウーロン茶を用意してくださっていました。スイーツのレシピもいただきました。

ネットをかけてあるイチゴとプランターのサニーレタス
接木苗のトマト
「トマトやナスは、連作障害が出るので、私は接木苗を買って使っています。そうすると、根っこはかぼちゃとか他の植物なので、連作が可能になります。」「ブドウにはカナブンがつきもの。夏は、毎朝、15匹くらい捕獲する。毎朝、15匹、1ヶ月間ですよ。」「家庭菜園では、通気性が大事。」「プランターは水遣りが大事。やりすぎは根が腐るので注意。」


生ごみEMバケツ
 次に、ご近所の三村さん宅に移動。生ゴミ堆肥作りのバケツを見せていただいたり。小型温室には、今はトウモロコシの苗床がいっぱいでした。1つのプランターには、ベビーリーフが山盛りに育っていて、希望者は少し分けていただきました。


ミニ温室芽が出たばかりのとうもろこし苗


















 ご近所のお宅で、バラ園のようになっているところも見学しました。そこのお宅は、「芝生に間違った除草剤を使ってしまい、芝生だけでなく、芝生のほうまで根を張っていた木が、枯れてしまった」というお話も聞きました。「除草剤」は、使わないにこしたことありませんね。




 最後に堀越家に戻り、畑でとれたニンジンと、希望者にはレモングラス、ミント、シソの苗もお土産に持たせていただき、ホクホクと家路につきました。

【参加者アンケートから】
   全て、じかに見る感動がありました。
   畑での話も良かったですが、プランターで作る野菜はとても役に立ちました。
   以前チャレンジしてダメだった理由も分かり、10年ぶりに1からやってみようと思っています。
   我が家の菜園はまさに病気と虫との闘いですが、元気な植物には虫もあまりつかないということで、頑張って色々な野菜に朝鮮したいです。
   EMを買ってみます。
   畑の自然に目も心も癒されました。
   スイーツやお茶のサプライズでお得でした。
   自給自足にシフトしていかないとまずいなーと思いました。
   すてきな出会い、ありがとうございました。


その他、「震災以降、自分の食べ物は自分で作りたくなった。」という声も聞こえました。

今回好評だったので、来年も企画しちゃおうかな、と思っています。



参考までに、いただいたレシピ

レモンバームバリーウォーター
堀越奥さまが用意してくれました。
   大麦1カップ
   レモンバーム10
   1リットル
全てを鍋に入れて煮詰める。

シロップ
   レモンバームバリーウォーター200cc
   砂糖500グラム
鍋で煮溶かし、
   クエン酸 大さじ3を加える。

  ゼリー
   ゼラチン 小さじ2  水 大さじ2
   水 400cc
   シロップ 200cc
   砂糖 40グラム


  ヨーグルトポムポム
  ・   りんご1個、4つ割、5ミリ厚さに切り、レモン汁をふる
   タマゴ2ケ、サラダ油50cc、砂糖40グラムを良く混ぜて、プレーンヨーグルト250グラムを加える。
   ホットケーキミックス100グラムを加えて混ぜる。
   パイ皿に半分流し、りんごを並べ、残りを流す。
   200℃のオーブンで3040分焼く

  みなさま、ご協力ありがとうございました!